おとうふだいすき "我が友、スミス" 2026年2月18日

我が友、スミス
筋トレをして大会に臨む女性の話。 やっぱり面白いな〜石田夏穂。 テンポの良さと、飾らないようなストレートな言い方が好きなんだよな…読破したい。 没頭しやすい主人公は筋トレにのめり込んでいく。 彼女にとって、トレーニングの痛みこそが「生きてる実感」だった。 やがてその頑張り?に目をつけられて、大会出場を目標にするようになる。 でも大会は、「生きてる実感」を得るには縛りが多すぎた。 ナチュラルさを求めつつも、女性らしさも求める規則。 体が変わるごとに変わっていく周囲の視線。 ムキムキな人を「嫌だ」と言う親の言葉。 どれだけ鍛えても、そこからは抜け出せないと悟っていく感じが少し苦しい。 最後に主人公が語った「別の生き物になりたい」って一言が、 結局すべてなんだろうなと思った。 『私の身体を生きる』で藤原麻里菜が書いてたことと通じる感じがする。 人間として生きる、の中には色んなものが混じっていて、どうしても縛られるんだろうな。 面白かったな。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved