我が友、スミス
23件の記録
ナノハナカオル@nanohana-k2025年11月12日読み終わった読了。 主人公は女性と分かってたけど、他の登場人物は、思い込みや先入観から男性と思って読んでて、あれ?女性?みんな女性?となった。 筋トレ=男性という強い思い込みを持っていたと自覚した。 たんたんと大会に出るまでの、心情が描かれていて、ドラマチックな展開というわけでもないのに、人の心を読ませてくれるのは、なんでこんなに追ってしまうんだろう。 筋トレがしたくなる、わけでもないのに、U野の気持ちを聞かせてくれてありがとうとなる。
youm@youm2025年9月18日読み終わったタイトルに惹かれて とんでもなく面白かった!筋トレに目覚めた主人公、目標に向けて突き進む。純粋に筋肉を鍛えることと女性らしさも求められる大会基準に思うところもありつつ、大会を通して辿り着いたラストがカッコ良すぎる!
犬山俊之@inuyamanihongo2025年9月7日買ったかつて読んだ「スミス」とは、ジムなどにある筋トレ用のトレーニング器具「スミスマシン」。 このスミスマシンを愛する主人公の一人称筋トレ小説。「私」の現代的で、冷静な語りに安心して身を任せていると、いつの間にか筋トレ世界の深みへぐいぐい引き込まれてしまいます。 会社の男性同僚たちから投げ掛けられる「女性は大変ですね」という「なにげない」言葉が「私」にからみつく。その呪いの言葉を、無視するのか、飲み込むのか、振り払うのか、蹴飛ばすのか……。鍛えられる肉体と同様、文体も緊張感を増しながら、クライマックスのボディビルの大会へなだれ込みます。見事な構成。 ライムスター宇多丸氏がラジオの映画評でよく言う「行って帰ってくる話」。わかりやすく冒頭場面と最後の場面が同じ場所で同じ事をしているところなのですが、見え方が全然違います。単純なハッピーエンドではないものの、読んでるこちらも(心の中で)グッと拳を握りしめたくなる物語です▼






埋没@mai_botsu2025年6月1日読み終わったそうだ、私は、別の生き物になりたかったのだ。p34 そうか、女は大変か。きっと、それは正しいよ。だがお前の言う「大変」と、いま私を突き動かしている「大変」は、恐らく別物だ。p100 筋肉と魂が燃焼する一冊。津村記久子さんが好きな人なら、ぜったい石田夏穂さんも好きなはず


夏しい子@natusiiko2025年3月8日かつて読んだ面白かった。 途中で脳内イメージを補完したくて、女性ボディービル系の大会動画を見てしまったほど作品に惹かれた。 女性ばかりの中で下の名前でも、ちゃん付けもなく 上の名前の呼び捨てで呼ばれるところもカッコ良かった。 これだけの事が書かれていて、石田夏穂さんが筋肉鍛える人じゃ無いというのが更に凄いと思った。 これから女性ボディビルダーの事を気にして見るようになると思うし、見方も変わった。 それほどの影響を与えてくれた作品だった。














