おとうふだいすき "黄金比の縁" 2026年1月24日

黄金比の縁
黄金比の縁
石田夏穂
希望していた部署から異動となり、人事部に配属された主人公が、 会社にとって明確に不利益になるだろう新卒を「ある条件」のもとであえて採用していく物語。 化学専攻で研究職志望だった主人公にとって、新卒採用も化学反応の実験のようなもの。 「この人を入れたら、会社はどう壊れて、どう変わるのか」を、冷静に、そして少し楽しそうに観察しているように見える。 歯に衣着せぬ言い回しも痛快で、その突き放した視点が物語に独特の緊張感を与えるなと思った。 特に 「(中略)それに比べて自分は、東京ビッグサイトでガキの相手とか、いったい何してんだ。」の一言、めっちゃ笑った。
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