黄金比の縁
65件の記録
読書猫@bookcat2026年5月2日読み終わった(本文抜粋) “それにしても、総合的に、か。何て胡散臭い言葉だろう。新卒採用では何か一つに秀でたスペシャリストではなく、万事に柔軟なジェネラリストを雇う。「世界をリードするエンジニア集団」を自負するKエンジでさえ、そこは「ポテンシャル採用」だ。そして「総合的に」がやたら新卒採用で叫ばれるのは、このポテンシャルというのがどうしたって評価できないからだ。” “「縁」と口にすることにより、誤魔化される生臭さがある。「縁」により蓋をされ、丸め込まれる罪深さがある。だってそれは「縁」などではないのだ。他でもない採用担当、お前自身が、ジャッジしているんじゃないか。” ”人間が人間を選び捨てるプレッシャーはただごとではないのだ。だから私たちには黄金比が要る。そうでもしないと生身の人間に優劣などつけられない、否、つけられないというより、つけてはならない。この評価軸が正しいか間違っているかは、究極、どちらでもいいのだ。“ ”好奇心は猫を殺すらしい。私は猫じゃないから、多分大丈夫だろう。“
チャプ太郎@chapterofbooks2026年5月2日読み終わった『我が友、スミス』に続き石田夏穂作品2作目。 人事部に左遷された恨みを晴らすために、顔の黄金比だけを基準に採用をすることに決める。 水曜日のダウンタウンやYouTuberの企画ばりに引きのある設定が石田夏穂作品の強い魅力なのかな〜とちょっとずつ思いはじめる。人に勧めやすい。 結末がどうなっていくかは、ぜひ自分の目で確かめてほしいのだけど、採用って本当に末恐ろしいというか、なんて傲慢な営みなんだろう、と思ってしまうな。いや、採用自体はとても尊い営みなのだけど、それをわかったように語ったりすることが、かな。少なくとも僕自身はちっとも黄金比に則った顔じゃないから、これまで採用してくれた人にありがとうですね。



あんかけピーナツ@atsushi_32026年4月14日読み終わった新卒採用あるあるの嵐。 一応の選考基準がごちゃごちゃ決まっていても、結局は面接官のカンとか定性的な判断で決まっちゃったりするものよね… 主人公は無茶苦茶なことを言っているようだが、そもそも現実の新卒採用システムに無理があるので、あれ?これどっちの言い分が正しいんだ?と常識が揺らぐ感覚を味わえるのが楽しい


Matilde@i_griega_20252026年4月1日読み終わったある意味、新年度一発目に読むのにふさわしい小説だった。 新社会人もしくは就活生に読んでほしい気もするけれど、これを読んで気が楽になるか胃がキリキリするかはわからない(笑)
にわか読書家@niwakadokushoka2025年12月12日読み終わった@ 電車絶妙にリアル。 普段あまり読まないジャンルなのだが、アプローチが新鮮でよくあることの異常さが刺さった。 没入しすぎて足癖で逆方向の電車に乗ったことに長らく気付かず30分超遅刻し、ここ最近で一番焦った。大江戸線って環状だったんだな。







nekomurice@nekomurice1232025年8月8日読み終わった面白かった。そうか、そういう復讐の仕方があるのか。痛快だった。石田夏穂さんの冷静且つ皮肉混じりの文章好きだな。他の本も読んでみたい。





高橋|青山ブックセンター本店@frog_goes_home2025年7月30日読み終わったナツイチまたしても石田夏穂にやられた! なんだこれ面白すぎる。人事採用、ひいては他者をジャッジすることへの疑念をこんなふうに表現するなんて。どこにでもありそうで、どこにでもあったら困る、けれど実は本当にそうなんじゃないかと思わせる状況設定が巧みすぎるんだこの人は。ねばっこい主観に振り回されてきた主人公が客観的な仕組みを設計して復讐を目論む、という構図も痛快。石田夏穂ぜんぶ読むマシーンにおれはなった。といっても未読はあと一冊。






ねむきち@ss04122025年7月19日読み終わっためっちゃ面白かった!!! ところどころ皮肉が効いていて、楽しくするすると読んでいたけど、 読み進めていくうちに、リフレインされる主人公の心の奥に根付いた苦しみに、この世の社会で働く私たちはどこか共感できてしまう。わかると思える部分がある。 読んでいて楽しい文体だし、短いから本当に読みやすい。 主人公のように揺るがない軸なんてなかなか見つからない。こういうものが欲しいなとも思う。 朝井リョウさんの解説も良かった!「前」という概念で登場人物の行動や考えを表現されていて、わかりやすかった。 「著者の作品を読んでいると、世界の進行方向からズレること、ズレざるを得ないことは確かに無念や悲哀を生むけれど、自分だけの美学を手に入れることでもあるのだと思い知らされる。そして、独自の美学を抱える人の背中は、それがどんな"前"へ向かうものだとしても、鋭く引き締まって見えるのだ。」 主人公の小野さんも、まさしくこうだったな。こんなふうに言葉にできるのすごいなあ。

高橋|青山ブックセンター本店@frog_goes_home2025年7月16日買った@ 丸善 お茶の水店妻がナツイチのクリアしおりを集めているので「じゃあなにか買うかー」と物色していたらこれが光って見えた。そういえば未読だったのでした。やったね。




anko@books_anko2025年7月11日読み終わった主人公の、会社への復讐心には重さを感じず笑ってしまいました。 復讐のために会社に不利益になりそうな人間を採用する人事なんて! 恨みがすぎる😂 しかし、強く共感してしまいます。 「分かる、分かるよ」と、読みながら何度も頷きました。

















































