
ふじつぼ
@famisaiko
2026年7月22日
滅びの前のシャングリラ
凪良ゆう
買った
読み終わった
かつて読んだ
隕石の衝突で一ヶ月後に地球もろとも消滅することが決まった人類。いじめられっ子で学校に居場所が無い高校生・江那友樹を中心に、同じく生きることに絶望していた章別の語り手たちが刻一刻と迫る世界の終わりを前に、自身の生を見つめ直していく一瞬の煌めきが目映かった。
書き終えるの二ヶ月を要したという最後の一日の最後は、それまでの丹念な心理描写とは打って変わって起きた事象のみが書かれていることで、対照的に全員の情念が一気に湧き上がって感じられるラストだった。
著者の作品の中では設定から異質寄りではあるけど、他のヒット作では味わえない読後感に包まれる大切な一冊であることを再確認した。


