
Sanae
@sanaemizushima
2026年7月22日

波の子どもたち
チョン・スユン,
斎藤真理子
読み終わった
Readsで見て借りてきた。
著者が北朝鮮で生まれ育った人たちとの交流を通じ、彼らの体験を聞いて書かれた作品。
リスクを冒してでも自由を手に入れるための強さ、彼らが脱北して中国、ラオス、タイを経由し韓国へと渡る物語。海が自由の象徴として描かれて終わるのに、清々しさと優しさを感じた。
斎藤真理子さんの翻訳、解説もあり、勉強になった。
タイまで逃げてきた北朝鮮の人たちが韓国に着いたあとは施設で適応教育を受け、その後は就職したり、進学する道が与えられるということを知る。
韓国では脱北者の受け入れは南北統一の予行演習とも言われているんだそうだ。(p226)
韓国の文学を読んでいくと、南北統一という言葉にときどき出会う。
それは民族の統一という大きな括り、ナラティブのみならず、こういった一人一人の命、自由を思って出てくる言葉であるということも忘れずにいたいと思った。








