ホコリまみれ "向日葵の咲かない夏" 2026年7月22日

向日葵の咲かない夏
設定がすごい複雑な話だった! 自分の嘘が原因で母が妹が流産して以来、嘘がつけなくなった主人公。 その代わり、自分の都合のいいように現実を解釈することで"完璧に"現実に対処する主人公は異常者そのものだった。 「僕だけじゃない。誰だって、自分の物語の中にいるじゃないか。自分だけの物語の中に。その物語はいつだって、何かを隠そうとしているし、何かを忘れようとしてるじゃないか」 宗教や占いが提示してくれる物語でなんとか苦い現実を飲み込める人もいれば、自分の感情とちゃんと向き合わず、データや科学といった客観的で手触りの良い情報で意思決定しちゃう人もいる。 もちろん僕もそうなのでちゃんと自分の現実を見て地に足をつけて生きねば!と思えました。 最後の最後で自分の物語から抜け出せるかも!と希望が見えた後、それまで以上の罪悪感を背負うことになり、結局新たな物語に閉じこもってしまった終わり方も、個人的には好き!
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