
紺
@kon_
2026年7月23日

八本脚の蝶 (河出文庫 に 12-1)
二階堂奥歯
再読中
『事情はまったくわからないのだけど、辛いからなどではなくて、「気が済んだ」から死んだのだといいなと思う。死ぬ瞬間幸福に飛べたのならよいのだけれど。』
なぜか夏になるとページをめくりたくなる本。(あるいは、精神的に余裕がないときにも。)
日記が初夏からはじまるからだろうか。
初めて読み通したのはもう何年前だろう?
2001年7月の日記を読んで、25年前の7月に思いを馳せてみる。
彼女の鋭い感性はとぎすまされすぎて、生み出した言葉が彼女自身を鋭利な刃で切りつけ続けていたのではないかと思える。ひたすら読んで、読んで、読み通して死へひた走っていく日記。
膨大な読書についての記録でもある。
何度も開いている本なのに、私ときたら、彼女が日記中に挙げている数多の(本当に数多の)本のうちほんのわずかしか読んでいない!
今年の夏は彼女の日記から課題図書を何冊かピックアップしようかな。


