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紺
紺
@kon_
いい気な大人⌇
  • 2026年8月2日
  • 2026年8月1日
    哲学者が走る
    哲学者が走る
    「ひゃくえむ」を読んで(観て)からスプリンターやランナーの精神、〝人はなぜ走るのか?〟というところに興味が生まれていて(自分はめちゃくちゃ走るのが遅いしスポーツ全般に根強い苦手意識があるのに…)、タイトルに惹かれて手に取った。 《 わたしたちは狩りをするために走った。(中略)その結果、わたしたちの食物中のタンパク質成分が増加し、それがわたしたちの脳が著しく増大したことに少なくとも何らかの役割を果たした。 (中略)  けれども、この説明は暗に、走ることを何らかの価値に帰そうとしている。走ることは、それによって成し遂げられることの故に価値がある、走ることは、走ることがもたらす他のものの故に価値がある、というわけだ。 (中略)  走ることは道具的価値を持っている。けれども、走ることを個々人のレベルおよび進化のレベルで説明するときに暗に含まれる誤りは、この道具的価値だけが走ることの唯一の価値だとみなす点にある。  だが、道具的価値だけが走ることの価値ではない。道具的価値は、走ることがもつ第一の価値ですらない。》 興味深く読んでいるのだけど、集中して読まないと頭に入ってこないタイプの文なので、寝室で読むと睡眠導入剤になってしまうかも……🛏️
  • 2026年7月30日
    新版 いっぱしの女
    「女が女に憧れ、その憧れが生きる力になってゆく微妙な感情、泣きたくなるような思い──私はそういう感情が好きだし、いくつも経験している。だから、信じている。 幸が不幸か私は肉体的にはカンペキなストレートだけれど、精神的にはかなりの部分、同性愛的な傾向があり、それは断言してよいけれど、決してめずらしい特異なものではない。 女が女に、その社会的成功や美しさだけではなく、その魂において、いきる姿の強さと凛々しさにおいて、心を揺さぶられるほどの感動をもらい、深く愛してゆくということはあるのだ。」 (p.82) 「芸能ニュースを嬉々としてしゃべりあう口の裏に、小姑じみた、あさましい、ホカに話すことのない侘しさ、なぜか芸能ニュースにかぎって良識ある市民になってしまうウサン臭さ──などなどを感じてしまって、いまだにピンとこない。」 「ようするに、芸能ネタが根っから好きなら、好きといえばよいのであって、(世間が許さないよ、こんなこと)と、さも良識ぶって芸能スキャンダルを口にする、こずるさ小心さがイヤだ」 (p.65) とーーっても好きなエッセイ。 自分がぼんやりと考えてもやもやと心の中に滞留させていたことを、明文化してはっきりと輪郭を立ち上がらせてくれるような、それでいて軽やかでリズムのある文章。 根底に、女たちへの、そして時に男たちをも含めた人間への、著者の真摯で愛情深い眼差しを感じていた。 ゴミ出し時間を守らない入居者を取り締まろうと〝自主的に〟夜更けにゴミを漁って犯人をあぶり出すアパートの住人を、自分の中でだけ「羅生門」と呼んでるところなんか、お腹がいたくなるほど笑った。 わたしはフェミニズムって男の人をも解放するものだと思っていて、男の人の〝(女の人のそれとは違った意味での)失敗の許されなさ〟とか、それゆえの〝間違いを認められない、訂正できないという息苦しさ(それが、謝ったら負け、というような本末転倒な思考に追い込まれやすいことも含めて)〟とか、社会構造によってつくられてきたそういう苦しみからみんなを解放するものでもあると思っている。 バブル期に借金までしてクリスマスにジュエリーを買ってシティホテルを予約〝しなくてはならない〟男子たちの苦しさにも、軽やかによりそってみせる彼女の文章を読んでいて、彼女もそんなふうに思っているんじゃないかなと考えていた。
  • 2026年7月29日
    イスラエル軍元兵士が語る非戦論
    イスラエル軍元兵士が語る非戦論
    必ず読む。
  • 2026年7月29日
    新版 いっぱしの女
    p.138〜「愕然の日々」 テレビコマーシャルに対する著者の書きぶりのするどさと軽妙な筆致にくすりと笑って、世の中が今もってあまり(というかほとんど)変わっていないことにちょっと泣けた。 それにしても、「ひとは男に生まれない。男になるのだ」なんて、おぞましいコピーを使った生命保険のCMがかつてあったなんて…。 『尻馬乗りのお先棒かつぎというのか、こういうのは時代がかわれば、どんなカッコいいスローガンを打ち出すか知れたもんじゃない。コピーライターなんて、カッコよくいうからよくない。時代スローガン屋といってりゃいいのだ。』(p.144) 『草葉のかげで、ボーヴォワールも愕然として寝返りをうってますよ。思想を骨抜きにして言葉を形骸化させてしまうフシギな国、それがジャポンだと。』(p.146) コロナ禍の吉村大阪府知事の「ガラスの天井を突き抜けた」という(新型コロナ新規感染の過去最多水準突破を指した)誤用を思い出した。 あのとき、言葉を奪われた、という絶望的な怒りがあった。わたしたちのために生み出された言葉を、よりによってあなたが奪うの、という気がした。 一方でまた、高島鈴さんが『布団の中から蜂起せよ』で書いていた〝感情を、言葉を軽く扱わないこと 柔らかく煮込まれて変質してしまったその意味を奪い返すこと〟(うろ覚えなので細部が異なると思います)を思い出す。私もいくつかの言葉において、その意味を軽くする/変質させることに加担している一人かもしれない、と自省。 意志を持って、〝本気で〟言葉を使おう、と気を引き締める。
  • 2026年7月29日
    新版 いっぱしの女
    ああ、69歳の氷室冴子さんが、今ここにいてくれたら! 51歳で逝去されたことが、寂しくて寂しくてたまらなくなる。 『夢を語ったキングは、おなじ黒人の急進派に弱腰と批判され、もちろん白人からは迫害され、凶弾にたおれた (中略) けれど、時代をこえて生きている言葉は「私には夢がある」の一節だ。これは、この世で一番うつくしい言葉のひとつだ。 私は鋭い批判を理解はしても、感動はしない。私は夢によってしか感動しない。そうして、感動によってしか動かない。』 〈私は〉は〈人々は〉に置き換えられるかもしれない。 ドラマ「銀河の一票」に登場する台詞を思い出した。 きれいごとじゃなく、きれいなこと。
  • 2026年7月29日
    カラーパープル
    カラーパープル
    スピルバーグの映画も、原作も触れたことがない。 氷室冴子さんのエッセイに登場して、まずは映画を観て、次に原作を読もうと決意。
  • 2026年7月28日
    新版 いっぱしの女
    Readsに投稿しようとスマートフォンを触って、地震のことを知った。九州にいる方、どうか安全に。余震にもお気をつけて。 ずっと迷っていて〝満を持して〟という感じで手に取った本って、今の自分にするするしみこむことが多い気がする。 今のところ、 p.20「夢の家で暮らすために」 p.45「一番とおい他人について」 が好き。✍🏻
  • 2026年7月27日
    焔に手をかざして  新版
    こちらもずっと気になっていた本。SPBSで購入📖
  • 2026年7月27日
    新版 いっぱしの女
    クラリッセ・リスペクトル『星の時』を買おう!と思い立ってSPBSに行ったのですが、売れてしまっていた! かわりに、ずっと気になっていた本を今日ふと手に取って、ようやく購入。
  • 2026年7月27日
    老後ひとり、暮らしています。
    老後ひとり、暮らしています。
  • 2026年7月27日
    増補新版 女ふたり、暮らしています。
    増補新版 女ふたり、暮らしています。
    SPBSで買おうかかなり迷い、重さにひるんで帰って来た📚
  • 2026年7月27日
    心を病んだらいけないの?
  • 2026年7月26日
    ととはり屋敷
    ととはり屋敷
    あやしい天気なので、こんな時こそホラーを読まないと…と澤村伊智さんの比嘉姉妹シリーズ短編集『ととはり屋敷』を読む。 うち一篇『メイク・ユア・チョイス』、これは〝反戦ホラー〟といえるのではないだろうか…!とおどろきつつ読了📖
  • 2026年7月26日
    四継 2016リオ五輪、彼らの真実 (Sports graphic Number books)
    陸上選手の競技人生の記録である本作はそのまま、彼らの怪我との闘いの記録でもあると知る。 怪我、治療、復帰、そして怪我。限界ぎりぎりを見極めて自らの肉体に負荷をかけ〝より速く〟駆けようとする、もっともシンプルな競技。 スポーツはからきしだけれど、学生時代に運良く声楽の地区大会に推薦され、全国大会まで進んだことがある。 アスリートと比べるレベルでは到底ないが、何より先に〝声帯を守る〟ことを優先する生活となり、これが予想以上に辛かった。風邪をひいて喉を痛めたら、大会どころかまともに歌うこともままならなくなる。 交換するわけにもいかないないただひとつの自分の肉体で、ソロのコンクールで勝負するプレッシャーが、高校生の大会でも私にとってはしんどかった。そのことを思い出した。 それが自分の生活、収入、人生、すべてに直結しているとしたらどうだろう。彼らの肩にかかるプレッシャーには想像も及ばない…。
  • 2026年7月23日
    絶望の書,ですぺら: 辻潤エッセイ選 (講談社文芸文庫 つB 1)
    『八本脚の蝶』を読み返していたら、伊藤野枝の最初の夫であった辻潤のこの作品が引用されていてびっくり! なんだか感動。読みたい、と同時に二階堂奥歯さんの読書量の幅広さと膨大さにあらためて感服。
  • 2026年7月23日
    甘い蜜の部屋
  • 2026年7月23日
    八本脚の蝶 (河出文庫 に 12-1)
    『女性幻想を書いた小説は多くて、それを気にしていたらあまりに多くの物語を味わえずに終わるので我慢しているのですが。 でも、女性幻想って、われわれ(=書き手と読み手=人間)以外の何か別のものである女性を書くものなのだもの。 あなたが「われわれ」と呼び、当然男性だと信じている読み手である私は、実は女性なのですが。それでも、一緒になって女性幻想を称揚しないとわれわれ扱いしてもらえない。 人間扱いしてもらえないの。 哲学でもそうなのだった。 レヴィナスなんて私はとても平静で読めないのです。』
  • 2026年7月23日
    などらきの首
    などらきの首
    個人的にフェミニズムを感じる作品の多いホラー小説家、澤村伊智。 中でもこの短編集に収録された「居酒屋脳髄談義」は、マンスプレイニングに焦点をあてたホラー版スカッとジャパン(スカッとジャパンを観たことは一度もないのですが…)という感じで、年に一度くらい読み返したくなってしまう。。
  • 2026年7月23日
    少年が来る
    少年が来る
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