八本脚の蝶

70件の記録
- かにまる@kanimaruko2025年7月26日読み終わった先日、二階堂奥歯さんの日記部分を読み終え、今日全てを読み終えました。 この先の人生で何度も読み返したくなる、思い出して救われるであろう言葉の数々を大切に抱きしめて、生きたい。
- 靑生ふゆ@eiennofuyu2025年7月23日買った読み終わったもうしのうと思って、でも暑くて待とうと思って、この本を読んだ。 自分と完全といっていいほどどれもこれも同じ嗜好、読んできた本、思想、趣味を持った女性に初めて出会った。 多分、異常と呼ばれる部類の嗜好。 死に向かうにつれて彼女においてはそれが平常化されていったように私は思った。 なのに私は真逆に加速度を増している、こんなにしにたいのに生きてしまうのだろうか。 お会いしたかったです、お話きっととても合いましたね。
- かにまる@kanimaruko2025年7月23日読み終わったまだ読んでる二階堂奥歯さんの日記部分を読み終えました。 土門蘭さんの『死ぬまで生きる日記』で紹介されていたのがキッカケで購入し、約二ヶ月かけて日記部分を読みました。短いような、長いような、不思議な時間。 偶然か必然か、二十五歳でこの世を去った彼女の日記と出会った私も二十五歳。 同じ歳で「死」を選んだ人間が何を考え、何を思い、何を感じていたのか、それを求め読み進めていくうちに出会ったのは、まるで自分の思考が他人によってそのまま言語化されているような感覚。同じように恐怖心に支配された人間の脳内を覗き見ると、なぜだか少し心が和らぐということ。 日記部分の最後の1頁を捲るのに数十分かかりました。残り100頁あたりから抱えていた「あと少しで彼女がいなくなってしまう」という感情は、最後の1頁で「まだいなくならないで」「もう少しあなたの言葉と一緒にいさせて」に変わり、涙が止まらず、こんなにも1頁を捲るのに時間がかかったのは初めてで少し困惑しました。こうしてすがるのもまた自分勝手な読者な気がしてしまう。 けれど読み終えた時に、きっとこの言葉があれば、この言葉を思い出せば私は生きていけるという安心感もあり、それらは本の上部に大量に貼られた付箋が物語っている気がします。 今、この本に出会わなかったら私はどうしていたんだろう。そんなことを考えながら、まだ残っている部分を読み続けます。
- かにまる@kanimaruko2025年7月20日読んでる「しかもこのゲームは強制終了はできてもリセットはできないらしいです。」 「毎日生きてはいるが、大抵存在していることに気がつかない。この事実は、夢は毎日見るが、夢の中で夢を見ていることに気づくのはまれであることと対比できる。 時々ふと存在していることに気がつく。」 「相手に自分が奪われていくという感覚と、自分が相手を作り出しているという感覚。」 「綺麗なものたくさん見られた。しあわせ。 そろそろこの世界をはなれよう。」 頁をめくるたびに、この言葉を忘れたくないとメモを取りながら読み進めています。時間をかけて、ゆっくり、じっくりと。
- かにまる@kanimaruko2025年5月17日読んでる記録 「私はときに世界がこのように存在していることに対しておそろしささえ感じる。存在しないかもしれないことに対してではない。存在をやめてしまうかもしれないことに対してでもない。存在している、し続けているというありえない奇跡が今この瞬間にもおこっているということがおそろしいのだ。」 「恋い焦がれる人にくちづけをしてその罪で殺されるなんてそんな幸せはまたとない。 人間が、いやむしろ私が、幸せの絶頂で死んでしまうくらい弱いいきものだったらよかったのに。」
- はるか@halorso2025年4月12日読み終わった新型コロナウィルス流行中にうまく読み進められなかった日記本を再読。読みきって少し泣いた。 すばらしい文章と思考(フェミニズムやトランスジェンダーの人物が過ごす日々に想いを巡らす描写など)古さを感じない。 読んでいて自分はマゾヒズムの要素の強い耽美な文章、追体験しすぎて気持ち悪くなってしまうことに気づいた。 著者がまだ生きていたら、人形を愛するものとしてのAI論、クィアの現状やルッキズムについて、書いてほしいことが山ほどあるのに。
- にしむら書院@heigo2025年3月23日読んでるまだ読んでる389頁 考えていたことが論駁されることはよろこびだ。なぜならそれは、行き止まりに見えていた道にまだ先があると気づかせてもらえることだからだ。
- せいこ@seiko_4152025年3月12日うつくしいことばだけの世界で生きていたいと思っていた頃に愛読していた。満天の星が輝く夜空のような本。突き抜ける青空ではないが、たしかにそこは光に満ちている。どうしようもなく疲れた日や朝まで眠れない日にたまに読み返すので、いまでも手放してはいない。
- ねも@nem2025年3月9日買ったかつて読んだ再読中じゅうぶん読んだオールタイムベストどうしようもなく好きな本 万人に勧められないし万人受けもしないかもしれないけれど好きな人はきっと好き わあっと顔を覆って泣きたくなるような苦しくて仕様がないときもこの本を抱きしめて温かい飲み物を口にすると落ち着いて眠りについていることがある 著者がもし今もいたならばこの世の中をどう見るのか問うてみたくて堪らない
- よあけ@mogumogu2025年3月6日かつて読んだものすごく有名な作品だと思うけど、私もすごく惹きつけられる本。この若さでこのクオリティの思索・文章を遺せるって、本当に天才としか思えない。初めて読んだときから私の方が年上だったけれど、あこがれの人。こんな風に本を読み、考えられる人になりたい。
- きのしたくみこ@ajaprojlike2025年3月6日かつて読んだこれ単行本で読んだなあ 若くして亡くなった人の日記読むの好きなんだけど、後半は先輩の手紙とか本の引用とかで埋め尽くされてて辛いもんがある