八本脚の蝶

53件の記録
- かにまる@kanimaruko2025年5月17日読んでる記録 「私はときに世界がこのように存在していることに対しておそろしささえ感じる。存在しないかもしれないことに対してではない。存在をやめてしまうかもしれないことに対してでもない。存在している、し続けているというありえない奇跡が今この瞬間にもおこっているということがおそろしいのだ。」 「恋い焦がれる人にくちづけをしてその罪で殺されるなんてそんな幸せはまたとない。 人間が、いやむしろ私が、幸せの絶頂で死んでしまうくらい弱いいきものだったらよかったのに。」
- はるか@halorso2025年4月12日読み終わった新型コロナウィルス流行中にうまく読み進められなかった日記本を再読。読みきって少し泣いた。 すばらしい文章と思考(フェミニズムやトランスジェンダーの人物が過ごす日々に想いを巡らす描写など)古さを感じない。 読んでいて自分はマゾヒズムの要素の強い耽美な文章、追体験しすぎて気持ち悪くなってしまうことに気づいた。 著者がまだ生きていたら、人形を愛するものとしてのAI論、クィアの現状やルッキズムについて、書いてほしいことが山ほどあるのに。
- にしむら書院@heigo2025年3月23日読んでるまだ読んでる389頁 考えていたことが論駁されることはよろこびだ。なぜならそれは、行き止まりに見えていた道にまだ先があると気づかせてもらえることだからだ。
- せいこ@seiko_4152025年3月12日うつくしいことばだけの世界で生きていたいと思っていた頃に愛読していた。満天の星が輝く夜空のような本。突き抜ける青空ではないが、たしかにそこは光に満ちている。どうしようもなく疲れた日や朝まで眠れない日にたまに読み返すので、いまでも手放してはいない。
- ねも@nem2025年3月9日買ったかつて読んだ再読中じゅうぶん読んだオールタイムベストどうしようもなく好きな本 万人に勧められないし万人受けもしないかもしれないけれど好きな人はきっと好き わあっと顔を覆って泣きたくなるような苦しくて仕様がないときもこの本を抱きしめて温かい飲み物を口にすると落ち着いて眠りについていることがある 著者がもし今もいたならばこの世の中をどう見るのか問うてみたくて堪らない
- きのしたくみこ@ajaprojlike2025年3月6日かつて読んだこれ単行本で読んだなあ 若くして亡くなった人の日記読むの好きなんだけど、後半は先輩の手紙とか本の引用とかで埋め尽くされてて辛いもんがある
- よあけ@mogumogu2025年3月6日かつて読んだものすごく有名な作品だと思うけど、私もすごく惹きつけられる本。この若さでこのクオリティの思索・文章を遺せるって、本当に天才としか思えない。初めて読んだときから私の方が年上だったけれど、あこがれの人。こんな風に本を読み、考えられる人になりたい。