
七瀬由惟/Yui Nanase/あーしぇ
@ashe_dalmasca
2025年3月28日

烙印の名はヒト
人間六度
読み終わった
産業革命時のラッダイト運動が、かたちを変えて近未来に現れた。そんな第一印象。イデオロギーのちがいが生む奇怪(機械?)な代理戦争。心を揺さぶり、愛に仮託され、互いに戦わされるウエイツとよばれるヒューマノイドロボットたち。人間本位ということばは嫌いだけど、この世界ではなおのこと唾棄すべきもののように思えてくる。
戦闘アクションシーンが多めなので、うまく入り込めるとまたたく間に読み終わる。そして、アクションに悲恋モノをからめた作品か、とタカをくくっていると、残り100ページほどのところで驚きの事実が明かされる⋯。月のシーンにはキチンと意味があったのね。ひきがうまい。
蛇足。NFTがなんであるか、自分はいまだによくわかっていない。