
よあけ
@mogumogu
2026年7月23日
図書館の魔女 第一巻
高田大介
読み終わった
全四巻を読了。
これだけ有名な作品だけれど、勝手な思い込みでずっと手をつけずに来た。『本の雑誌』6月号の特集「シリーズの幸福」で推薦している方がいらしたので読んでみた。読めてよかった。
読む以前の私の中には、知能の高い"幼女"が出て来て現実的なありえなさのギャップについて行けなかったり、萌え要素みたいなのが多かったら…という心配があったのだが、全然違った。
マツリカは確かに年若い少女だが、不自然さは全くなく、政治や外交を扱った骨太な物語だった。著者の教養に舌を巻く記述がたくさんあり、かつスリリングな展開も多い。すごい。
ボーイミーツガール的側面があり、とっても甘い描写もあるのだが、それが少し苦手な私もなぜか全く抵抗なく読めた。どころか、ときめきさえした。マツリカが一貫して毅然とした態度の人物だからなのか、選ばれた能力を持つ二人の苦悩もよく伝わるからなのか、二人の置かれたそれぞれの境遇があまりに特殊だからなのか。



