りんばんち "生殖記" 2026年7月23日

生殖記
生殖記
朝井リョウ
この小説は真の第三人称?一人称である。 朝井リョウは、人間が抱える特異な普遍性を弄ぶようなイメージがあり、この小説も例外ではない。 特に、個人が各々内包しているであろうあるあるを、覗き込まれているような感覚があった。しかもそれが、学生や社会人などの幅広い層で、そのあるあるが共感されそうな作品であると感じる。 極端なあるあるも、コミュケーションを行う上での日常的な共感も、同じ角度で書かれていると感じ、主人公である尚生の特異性すら同じあるあるとして受け入れそうになった。 生殖記は「人に踏み込む」がテーマだと感じた。
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