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りんばんち
りんばんち
@Blau135792003
フロムジャパン
  • 2026年6月12日
    熟柿 (角川書店単行本)
    2008、13、16、20、23、25年と、それぞれが章ごとに分かれていて、間の記憶などを読者が埋めるような形が面白かった。 鶴子や元夫、斉藤さん。全てがスッキリ語られるわけではないのがリアルな人生のようだった。 二十代、三十代前半は、失った子供に執着する危なめな母親に見えたが、話が進んで市井が四十代になり、心の成長を感じる内面が増え、少しずつ話が進んでいるという感じがした。 だから後半、母親の市井からすると息子と会うのは、それほど早急ではなかったと思われる。母に会ってみたい息子側の気持ちと、息子に会いたい市井の気持ちが逆転しているようにも感じる。
  • 2026年5月24日
    青天
    青天
    スポーツの持つ美学と泥臭さを、力強い筆致で感じることができた。 ところどころの会話のツッコミ、考え方にあのオードリーの若林の影を感じられた。 哲学やアリの深い思考が挟まる。それは、常に「幸せとは」を指しているように感じた。
  • 2026年5月16日
    カササギ殺人事件<下>
    カササギ殺人事件<下>
    上がフリになっているが、フリが強すぎる。 そのフリのせいで、下はまるでノンフィクション作品を読んでいる錯覚に陥る。 下は最終的に、アティカス・ピュントが主人公のカササギ殺人事件の結末へと向かっている。そう考えると下、自体もフリが強すぎる気がする。 アラン・コンウェンというアティカス・ピュントを生んだ作家の奥行きも凄い。
  • 2026年5月15日
    カササギ殺人事件<上>
    カササギ殺人事件<上>
    作中作なのに登場人物も道中もしっかりしていて、上の内容だけでも満足できる。 アティカス・ピュントが、探偵小説としての格を上げている
  • 2026年5月13日
    BOXBOXBOXBOX
    BOXBOXBOXBOX
    宅配所での盗みの理由や感情や情景、周りの考えなど肉体労働や薄給な環境が巻き起こすジレンマを言い訳をせずに描いている。 基本夢うつつのような話でもあるが、人間味を常に感じる作品。 4人の登場人物の視点気理解が曖昧なのも、夢の中のような感じもする。 それぞれにうっすらとした希望が示されていたのも不気味に感じた。
  • 2026年5月10日
    暁星
    暁星
    どの分野でも表と裏が存在しているのではないのかと思ってしまう小説だった。 「夜明け前が一番暗い。だが必ず日は昇る。そこに輝く星がある」 暁闇ともとれ、金星ともとれる。 逃げることのできない闇もあるし、逃がさないための灯りもあることに気付かされた。 宗教内の設定が秀逸
  • 2026年5月8日
    かがみの孤城
    かがみの孤城
    7人の悩みや共通点が十人十色で読み応えがある。 大部分をこころの視点のみで追っているのも良い。 良いと思える良い話 エピローグも良かった
  • 2026年5月6日
    イン・ザ・ミソスープ
    異常な暴力 表紙の人物がフランクだと思うとより怖い 徐々に違和感を覚えていく主人公の描き方が秀逸。 第三章は文章が詰まっていて、重々しさを感じた。
  • 2026年5月2日
    光と糸
    光と糸
    ハン・ガンの温かい文章 光は生命、糸は言語、そう感じる。 庭の日記には、光と糸を感じた。
  • 2026年5月1日
    かか
    かか
    うーちゃんの言葉遣い、家族、周りの人間などが、徐々に説明最小限で輪郭を帯びていく。 独特な少女のような方言のような文体も、話が進むにつれて異物感が抜けてくる。 断ち切れない関係性の発散が面白かった。 三十一日 愛犬が亡くなった日なのだろう。主人公以外、名前が出てこないない短編でも、十分心を揺らされた。 ただただ滞りなく続く様は、本当に日常を切り取ったよう。
  • 2026年4月30日
    何者
    何者
    何者かに人はなる。なりたい。 何者かになれそうな人間が光に見える。何者かになった人間ではなく、なりそう、なれそうに焦点が当たっている。 終盤に向けて「どんでん返し」というタイプではないものの、140文字の文章力で、ちゃぶ台をひっくり返されたような感覚があった。 就職をしたい、したくない登場人物全員に奥深いテーマがあった。
  • 2026年4月26日
    正欲
    正欲
    タイトルの通り、正しい欲とはなんなのだろうと考えさせられるのと同時に、普通が普通として捉えられている理由も考えさせられた。 たとえば、街を歩くとします。 すると、いろんな情報が視界に飛び込んできます。 世間では、児童ポルノという情報で発信された事件の全容はもっと複雑で、「秘密」を抱える様々な登場人物の視点で語られているのが面白い。 この小説では多様性は結局、多様性の枠内に収まりきらなければ理解はされない。と諦める登場人物の心情にも社会性を感じた。 朝井リョウが書く三人称の小説を初めて読んだ 登場人物に意味を持たせるのが上手い
  • 2026年4月22日
    ラブカは静かに弓を持つ
    全日本音楽著作権連盟と音楽教室のミカサとの、ポップスに対しての著作権の話だが、制度よりも人間関係の話。 正義のためのスパイ行為は、善なのか悪なのか見え方の違いで否定も肯定もできてしまう。 講師の浅葉と主人公の橘の会話には、些細な距離感をつぶさに感じた。
  • 2026年4月18日
    方舟
    方舟
    密室殺人と、誰か一人を犠牲にして、その他の人が助かるというギミックが面白い 殺人をするのと、一人生贄を出す。たとえそれが殺人犯だとしても、良心の呵責が付きものになる。ミステリーと倫理観の部分を描いていたのを新鮮に感じた。 序盤の登場人物の整理や重たさはあったが、中盤以降はスルスルと内容が入ってきた。
  • 2026年4月2日
    エイジ
    エイジ
    連続通り魔が同級生だった話 被害者や加害者に焦点を当てるのではなく、あくまで周りの反応や考え方を細かく描いている。 未詳の少年にはなりたくはない少年の話。
  • 2026年3月28日
    十字架
    十字架
    いじめの自殺がテーマ 遺書に親友と書かれていた真田裕は、いじめを傍観していたことをずっと悔やんでいる。 それを忘れないように長い間背負うのが十字架。 いじめは傍観者が一番多いだろう。この作品では傍観者を痛烈に批判している。しかし、主人公サイドの読者視点で読んだ時、傍観者以外にも良くない人がたくさんいることに気付かされる。 この作品は傍観者を救う作品だと思う。 なぜなら、いじめの加害者は傍観者が最も多いから。つまり、私たちを救ってくれる描き方をしている。、
  • 2026年3月25日
    怪物
    怪物
    人間は自分のことで精一杯
  • 2026年2月10日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    久しぶりのSFで先が気になる面白さ。 そもそも、宇宙船を飛ばすまでに壮大な物語があるはずなのに宇宙船がすでに飛んでいるところから物語が始まっている。間に挟まる回想がその過程なのも面白い。 物理的に難しいところと感覚的に難しいところが何箇所もある。 CERNという言葉・・・そういえばシュタゲで聞き覚えがあった。
  • 2026年1月25日
    ババヤガの夜
    暴力ではじまったが暴力だけでは終わらないヤクザもの。 宇多川の拷問がエグい 大谷晶 Otani akira
  • 2026年1月21日
    桐島、部活やめるってよ
    ザ・平成時代の青春 男女共に狭い世界で生きるそれぞれの話。それが青春。 個々の人物視点が、作者はこう考えていたんだろうなと感じる。 現代の学生がザ・令和の青春と言われる日はくるのだろうか。
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