
夏しい子
@natusiiko
2025年3月29日

BUTTER
柚木麻子
かつて読んだ
終わりかけまでは面白かったが、梶井と話さなくなった辺りから雲行きが怪しくなってきたと感じた。
梶井も多くの女性を傷つけただろうが、主人公も取材のためとは言え、偽名で料理教室に入り込んでマダムや生徒たちを傷つけたのでは無いだろうか。その辺りのフォローが最中は甘いと感じてハラハライライラしてしまった。
親の離婚を経験した私としては主人公と父親の関係は痛いほど良くわかる。
だからこそ父親が恨んでいなかったかもというのは都合良過ぎる父との関係の締めくくりに感じてしまった。