
ON
@on-11
2026年7月23日
ニーベルンゲンの歌(後編)
石川栄作
読み終わった
すごかった、面白かった。『ニーベルンゲンの歌』すごく好き。最後まで読んだところで不思議な感動を覚えた。
ブリュンヒルトを恐ろしいと思っていたけど、本当に恐ろしいのはクリームヒルトかもしれないと思った。クリームヒルト、強い。
前編ではハーゲンが嫌いだったけど、頭が切れるし、そんなに嫌いではなくなった。むしろ泥をかぶる役というか、この立ち位置のキャラクターが好きな人もいるかもしれない。少し違うかもしれないが、『白鳥異伝』の宿禰と似たようなものを感じる。
不憫なのはエッツェル王。完全に巻き込まれている。
前編は神話的でロマンチックなのに、後編の現実感と戦いと殺し合いと復讐と……。とにかく悲惨だ。ジークフリートがいなくなったあとの世界。
かっこいいなと思ったのはリューディガーだった。
クリームヒルトの復讐でたくさんの人死にが出て、皆死ぬことになったけど、それでもグンター王とハーゲン、とくにハーゲンの首を自らで跳ね飛ばしたシーンはなんか畏怖を覚えた。女の覚悟を感じる。
とても良かった、読んでよかった。
