
あまり
@jmr
2025年3月28日

死はすぐそばに
アンソニー・ホロヴィッツ,
山田蘭
読み終わった
★★★★☆
シリーズ5作目。
今作もめーーーーーっちゃ面白かった。特にこれと言って目立った要素はないのに、なんでいつもこんなに面白いの???
いつもと趣向が違い、探偵ホーソーンが関わった過去の事件を時系列に沿ってホロヴィッツが小説に仕立てて行く。
作中作品と現実世界が交互に展開される構成は同著者の『カササギ殺人事件』を思い出させる。
事件の推理の面白さだけじゃなくて、入れ子構造である構成の妙と、ホーソーンの謎を追うホロヴィッツと、筆者と同名の語り手(書き手?)によって、さも現実の作者が体験したことのように思わせられることとで、面白さにブーストがかかってるように思う。
全10作とのことなので折り返し地点。
次巻も楽しみ!!
