エニシダ
@jmor_43
2026年7月22日
彼女の名前は
すんみ,
チョ・ナムジュ,
小山内園子
読み終わった
韓国人女性達の声を集めて書かれたエッセイ短編集。読みながら、余りの共感性に私は何度も「えぇ?」と表紙を確認してしまいました。
「これ、本当に違う国の、違う民族の人達のお話なの??」
セクハラ、パワハラ、性被害、嫁姑問題、親世代に今だ強く残る男尊女卑思想、母親の肩を持つ夫、出産とキャリアの問題、夫婦で必死に働いても、賃金は上がらず、生活は切詰められ、家賃だけが高騰していく地獄。
ネット上では今も互いに反日‐嫌韓感情が叫ばれ続ける今日ですが、地べたの、日々の暮らしを戦う我々草の根の声に焦点を当てれば、どうやら私達は驚くほどに良く似ている様です。
そうまるで姉妹かの様に。
「人は痛みに寄って手を取り合う」私の好きな言葉ですが、もしかすれば、どんな歴史認識や政治や偏見も差し置いて、お酒でも飲みながら「あぁ、分かるほんまそれな」なんて互いのしんどさを語り合えば、私達は簡単に友達になれるのかもしれません。そうだったら良いな。そんな本でした。