
清水美穂子
@favoriteworks
2025年3月29日

断片的なものの社会学
岸政彦
かつて読んだ
閉館後の図書館で、本の森を散歩する『ナイト ライブラリー』のイベント2回目。図書館員の気になる本のなかに、この本があった。
この本を読んだとき、心に残る話がたくさんあったのだけど
「幸せというものは、そこから排除される人びとを生み出すという意味で、同時に暴力的でもある」というのがハッとする言葉だった。でも、
「完全に個人的な、私だけの『良いもの』」なら、誰を排除することもないのだ。
なにかに傷ついたとき、黙ることも怒ることもできるけれど、笑うこともできる、というのもよかった。
それから、岸政彦さんの本を読むようになったのだったかな。






