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清水美穂子
清水美穂子
清水美穂子
@favoriteworks
ライター。著書に『月の本棚』『月の本棚under the new moon』(書肆梓)、『BAKERS おいしいパンの向こう側』(実業之日本社)ほか
  • 2026年1月9日
    ブーズたち鳥たちわたしたち
    河童と天狗、のような存在はきっといる、とわたしも思う。まさかのポップな展開で、いつもとちょっと違う読後感。おもしろかった。
  • 2026年1月9日
    リスボンへの夜行列車
    リスボンへの夜行列車
    わたしの月の本棚(枕元にある本の一等席。夢の中まで連れていく本を置く場所)にずっと置いてあった、かつて読んだ本。 映画を観て、映画の中に出てきた素晴らしい言葉をゆっくり読みたいと思って買ったのだ。めずらしく映画と小説との差があまりないと感じたことを記憶している。 10年以上も前に読んだ内容は結構忘れていて、再び夢中になって読んでいる。
  • 2025年12月30日
    リスボン日和 十歳の娘と十歳だった私が歩くやさしいまち
    旅のかたちは人それぞれだと、あらためて思う。 娘だった過去と母である今が交錯する旅は、筆者の内なる旅でもあって、味わい深いエッセイとなっている。たんなる旅愁ではなくて郷愁というか、それを一緒に辿ることができて、ひと味違う上質なガイドブックとしても役に立ちそうだ。
  • 2025年12月27日
    生きるための表現手引き
    自分にしてはめずらしく、実用的な手引き書。 表現者として、腑に落ちるところがあった。 ニュースやSNSで話題になっていることは、社会で語る価値があるとされるものごと=お金に換えられる。でも、表現において意味があるのは、それらではなく、とるにたらないことの方で、価値基準があいまいなため、他者から簡単に理解されず、お金にも(簡単には)換えられない。 自分だからこそ伝えられること、というのがあると信じているから、とても心強く読んだ。
  • 2025年12月26日
    二月のつぎに七月が
    自分へのクリスマスプレゼントに買ったが、外へは持ち出せない重量で、ベッドでも腕が痛くなるから読めない。机に置いて読み、バスタブのふたを半分閉めた上に置いて読んでいる。そこはもう、味わい深い食堂のなか。
  • 2025年12月26日
    ブーズたち鳥たちわたしたち
    江國香織の新作は、楽しみにしているものの一つ。
  • 2025年12月16日
    空、はてしない青 上
    空、はてしない青 上
    上巻を読み終わった。大好きなロードノベル。今回の主人公は老いた人たちでなく、若い人たちだ。読みやすく、フランスの田舎を旅する二人の映像が目に浮かぶようだった。作者のメリッサ・ダ・コスタにとってこれが最初の作品で、ベストセラーになったというのがよくわかる。
  • 2025年12月3日
    漂着物、または見捨てられたものたち
    漂着物、または見捨てられたものたち
    『潜水鐘に乗って』と同じトーンの短編集。冬の曇りの日にぴったりなダウナー系。わたしは老いた人が出てくる話を好んで読むが、どんな人がこういう短編集を好むのか興味がある。表題作はごみ拾いをしているわたしには、ちょっとしたホラーだった。
  • 2025年12月3日
    潜水鐘に乗って
    潜水鐘に乗って
    潜水鐘というものを、初めて知った気がする。『漂流物、または見捨てられたものたち』を読もうと思っていたので、その前に読んだ。 イギリスのコーンウォール地方の伝承をもとにした(インスパイアされた?)短編集。暗い冬の日に読むのに適している。
  • 2025年11月27日
    食卓にきた犬
    食卓にきた犬
    『食卓にきた犬』 もちろん、タイトルに惹かれたのだ。 森に住む老作家のところへ、のら犬が訪れ、 またどこかへ行ってしまう。 いま50数ページほど読んだところだけれど、犬はあまり出てこない。それでも、すごく好きだ。 ボワ・バニという村はほんとうにあるんだろうか。 「本当に、あらゆる悪意から遠く離れ、文字どおり世界から追放(バニ)されたような場所だ」。 そんな森の中の廃屋に、たくさんの本とロバを連れて夫と移り住んだ。部屋の窓からは 「資本主義から無視されてきた完新世の断片」 と表現された野原がみはらせる。 彼女は置き去りにされたものが好きで(廃屋だけでなく犬もなのだろう)、逃げることにこだわりがある。 しばらくここにいたいと思う。 と、読み始めた頃に書いた。 ずっとそこにいたくて少しずつ大切に読んだ。 想像したのとまったく違う小説だったが、 自分の日々とシンクロしてとてもよかった。
  • 2025年10月10日
    旅の終わりに (海外文学セレクション)
    老夫婦がキャンピングカーでアメリカ横断をする。 語り手のエラはがんの末期で、ジョンは認知症を患っている。けれどそれがなんだっていうのだろう、と思わせる、エラの強さにひきこまれる。 車のサイドにシーツをはって、映写機でスライドを楽しむのが調子のいいときの二人の夜のイベントだ。スライドには人生の思い出が詰まっている。 わたしはアメリカ横断ものをみつけると、読まずにいられない。
  • 2025年7月22日
    民主主義の死に方―二極化する政治が招く独裁への道―
    民主主義の死に方―二極化する政治が招く独裁への道―
    「民主主義の崩壊への流れは言葉から始まることが多い」 SNSで引用されていた天声人語で紹介されていた本。
  • 2025年6月30日
    言語 この希望に満ちたもの
    副題としている「TAVnet時代を生きる」の「TAVnet」とは、Text(書かれたことば)、Audio(話されたことば)、Visual(映像)がネット上を瞬時に動き回ること。そういう時代を生きるわたしたちが知っておかなければならないことが書かれている。 ずっとことばに携わってきたのに、ネットでも書いてきたのに、あらためて驚くことがたくさんある。
  • 2025年5月18日
    街とその不確かな壁(上)
    内容を知らず、書評も読まず、 何も知らずに読みはじめました。 村上春樹は、そういうふうに読みたい。 『風の歌を聴け』を読んだときみたいに。
  • 2025年5月3日
    アメリカの鱒釣り
    アメリカの鱒釣り
    「老婦人は老犬を飼っていたが、これはもう犬とは呼べないような代物で、すっかりよぼよぼで、ぬいぐるみのように見えた」 公園で読むための本を持ってこなかったので、途中の図書館で借りて再読している。 ブローティガンな気分だったので。 「かれの作品をいくつか読むのなら、『アメリカの鱒釣り』から始めるのがいいと思う。また、もし、ブローティガンの作品はひとつだけしか読まないというのなら、『アメリカの鱒釣り』がいいと思う。『鱒釣り』には、ブローティガンのいいところが、まとめてつまっているように感じられるからだ」 と、翻訳者の藤本和子さんは書いている(この人の訳もエッセイも大好きだ)。 わたしは『西瓜糖の日々』がいいな。 そのあとに、柴田元幸さんの解説もついていて、 この文庫本、すごくいい。
  • 2025年4月24日
    翻訳する私
    翻訳する私
    しばらくイタリア語で書いていたジュンパ・ラヒリが久しぶりに英語で書いた本。 ジュンパ・ラヒリの翻訳本はすべて、読んでいる。
  • 2025年4月22日
    世界でいちばん幸せな屋上
    リイシューされた文庫版なので出張のお供にして 新幹線のなかで再読。 たちまち 今の仕事を始めたばかりの頃の空気に包まれる。 狭い座席も気にならなくなる。
  • 2025年4月21日
    楽園の夕べ ルシア・ベルリン作品集
    楽園の夕べ ルシア・ベルリン作品集
    Evening in Paradise. 楽園の夕べ。 もうそれだけで読みたかった。 『掃除婦のための手引書』『すべての月、すべての年』を持っているから、新刊は読まなくてはならない。 薄暮の海辺の、岩で囲ったプールで 月を眺めながらハミングする人たち。 そういう光景が散らばっている。 ルシア・ベルリンは魅力的なストーリーテラーだ。
  • 2025年4月20日
    朝のピアノ 或る美学者の『愛と生の日記』
    美学者は川の水音に耳をすませる。 流れるとは生きるということだと知る。 「流れるということは、虚しく消えるということ、だが流れているものだけが生きているのだ」 これはわたしの本棚にずっと置いておく本。
  • 2025年4月14日
    無声映画のシーン
    無声映画のシーン
    「彼らが誰なのか思い出せないし、彼らが誰で、何をし、死んだのかどうかさえ分からないが、写真がある限り彼らは生き続けていくだろう。というのも、写真は星のようなもので、たとえ彼らが何世紀も前に死んだとしても、長い間輝き続けるからだ」
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