
彩
@aya_toto
2026年7月24日
ジュビリー
アリス・マンロー,
小竹由美子
読み終わった
意外に苦手なアリス・マンローなのだけど、これは面白く読めたな。
唯一の長編、となってるけど、実際はひとりの少女がジュビリーというカナダの田舎町で、大きくなっていく話が淡々と描かれている。
少女から見たおじさんとか、大きくなるにつれ疎ましく思えてくるハズれてる母親とか、丁寧な暮らしを地でいくオールドミスのおばさんとか。
後半、少女が思春期になり、性に興味を持ち始め、男性と出会っていく話も面白い。
優等生の主人公は、同じく大学進学を目指す頭脳明晰な男の子と付き合うけど満足できなくて、
違う世界の青年にぞっこん、奨学金貰えなくても構わないわ、とか。
ジュビリーとなってるけど、英語の題名は
『Lives of Girls and Woman』
とてもいい題名。
私が興味のあることが全部詰まってるような、何でもない田舎町の、いろんなひとびとと、
いろんなものやこと、景色や匂い。
実の娘に児童性的虐待受けてた話を暴露されたことが書かれてある解説もなかなか衝撃的。
マンローも別に知的で冷静なお母さんじゃなくて、だいぶ男に狂ってて、まぁそうだよな、聖人でもあるまいし、という感想でした。




