よみむすび "夏帆" 2026年7月24日

夏帆
夏帆
村上春樹
東京から全く離れず、どうしてこうも奇妙な世界に連れて行ってくれるのだろうと思う。 現実か幻か、 自分の内側か、外側か。 そのあわいを絶妙になぞりながら浮かび上がる世界がとても好きなのだ。 かわいい動物に誘われるのは童話を読んでいるようで 愛おしかったし、 とぎやは1984年に出てくるチャリントン古道具店のようでその存在感には肌が粟立つのを感じた。 ただ一つ、のどに小さな骨がひっかかったよう。 物語の最後は、全てスッキリ解決したとは思っていない。けど母と娘に難しさはもっとどろどろとしているのよな。 それに、ずっと父親は居るのだけれど、 同時に不在感も感じた。 いろいろ書きましたがそれくらい面白かったです。
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