"空をこえて七星のかなた" 2026年7月24日

宵
@yoi_o3
2026年7月24日
空をこえて七星のかなた
夏フェアで初めてお見かけし、うらすじに心惹かれ、何度も迷った末に購入に至った本。 結果、めちゃくちゃに良かった。 星4.5かなと思っていたけど、最後の怒涛の伏線回収(?)が凄すぎて、文句無しに面白かったので星5に変わった。 うらすじは7つの物語が繋がった時〜と記載があったけれど、なかなかそれぞれの物語が繋がりそうで繋がらず、テーマとして繋がっているとか、比喩的なものかなと思っていたけれど、最後の2篇で一番最初の主人公に視点が切り替わってからの、答え合わせが素晴らしくて、本当にうらすじ通りめちゃくちゃ感動した。しかもその繋がりが思いのほかしっかりとしたもので、まさか1人の人物を軸に物語が進んでいたとは思わず、巧妙な仕掛けにまんまと引っかかってしまった。 最後の一遍で綺麗に答え合わせしていくのだけれど、どうしても2篇目がなかなか繋がらず、途中で判明した時の驚きは空いた口が塞がらないほどだった。まさか、そこにも…!?と言った感じ。本当に細かいところまで関係性が丁寧に描かれていて、伏線がないに等しいところにもきっちり繋がりがあって。その精巧さに圧倒された。 宇宙とか星とか、そういった綺麗で壮大なものが、要所要所で散りばめられていて、とても良かった。 物語の繋がりも、それぞれの物語のテーマも考えさせられるものがあった。 物語として好きだったのは、「星は、すばる」と「孤舟よ星の海を往け」。 もちろん、最後の「リフトオフ」は文句無しに面白かった。願わくば、あのラストのその後の登場人物たちの生活も見たいほどだ。 この作家さんは、その作品の手法を他の作品でも用いているようなので、とても気になる。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved