
yt
@yt
2026年7月25日
海の底に雨は降らない
上村裕香
読み終わった
「だれかの人生を奪ってでも書きたいと思ったら、それはその作家が『書くべき』小説なんちゃいますか」(p78)
小説家が小説家を描くとき、緊張が走る。
何かが開陳されるのではないかという予感だ。
小説で世界は変わらない。
でも世界の物語にカウンターを当てることで、少しずつ上書きしようという挑戦があった。
「わたしと父のあいだには、過去しかない」(p256)
逃げるというコマンドを表示させること、表示されてもそれを選ばないこと。
ほんとうのことを見極める旅に連れて行ってもらえそうな予感。









