
鳩原
@biscuit7995
2026年7月25日
不幸になりたがる人たち 増補新版
春日武彦
読み終わった
同著者の『恐怖の正体』がとても面白かったので、その流れで。やっぱりこの人、「グロテスクなもの」への興味関心と収集力がすごい……。
異様な精神状態にあった人たちの異様な行動の事例が次から次に挙げられる。熊の檻に飛び込んで自殺した女性の話とか、父親の遺体を放置し続けた子供たち(全員いい大人)の話とか。
「考えられない」と頭では思うのだけど、実は彼らと私たちの間に明確な境界線のようなものはなく、ただ心という曖昧なグラデーションの違いでしかない。
後味が悪い、というか、じっとりとした厭な気持ちにさせてくれる。本文が書かれたのは随分前らしいけど、いま読んでも面白い。怖いもの見たさで読み進めた一冊。
