いちのべ "死か翅の貪る家 出雲秋泰シリ..." 2026年7月25日

いちのべ
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@ichinobe3
2026年7月25日
死か翅の貪る家 出雲秋泰シリーズ (角川ホラー文庫)
読了。めちゃくちゃに好きな類の小説だった。 > 「心霊や呪術が跋扈するホラーミステリーでもない、かといって全てが理路整然と解決する新本格でもない。淡い世界にある奇怪なものを探偵することで物語として一応の決着はつくが、決して人理では到達できない真相もある。真なる解決は、人妖の両義的な解決に如かず! という妙ちくりんなもの。それが私の怪奇探偵ものですな」(p99) 作中に出てくるこの台詞が、このシリーズの面白さをよくよく表しているなと思う。 蝶葬に蝶密室、蝶の形をした館、取り替え子、資産家の一族の悍ましい過去に、道ならぬ恋か〜とぼんやり読み進めていたら、一気にひっくり返され、とびきり厭な後味と怪異の香りを残してくれるのが嬉しかった。
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