ゆい "庭とエスキース" 2026年7月25日

ゆい
ゆい
@no1sin
2026年7月25日
庭とエスキース
> 「自給自足が惨めではいかん。自給自足は喜びなんじゃ。だから、我慢した生活ではいかんのじゃ。今の現代文明の暮らしが行き詰って自給自足に戻ってきたときに、これをずっと続けていきたいと思えるような暮らし。そういうものをわしは作りたいんじゃ。それには楽しみを生み出すことが大切なんじゃ」 これも弁造さんが繰り返し、繰り返し、話したことだった。だから、生きていくために必要な穀物などの主食のほかに美味しい果物、春の喜びを感じられる山菜など、楽しみになる作物を育てることも重要視していた。また、「自給自足の庭が労働の場だけになってもいかん。散歩して楽しいな、きれいじゃなって思えるような場所にせんといかん」と庭の景観にもこだわっていた。弁造さんにとって"砂糖を作る”とは、自給自足の庭に込める精神性のようなものだったのかもしれない。(P.91)
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