
汐見
@siomi250927
2026年7月25日
瞬きすら許さない
ジョー・キャラハン,
吉野弘人
読み終わった
休日を使って一気読み。止められなかった。
英国の警察小説。ベテランの女性警視正がパイロットプログラムとしてAI捜査官をチームに加えて事件を追う。主人公も同僚たちも過去や現在にそれぞれの苦しみを抱えており、人種も様々。
私情を捜査から切り離せているのか、直感が正しいのかは、結局事件が解決するまで分からない。捜査にどれほど真剣で熱心でも人間である以上難しいところがあり、一方で人間だからこそ辿り着けることも書かれていて、小説とはいえリアルに感じた。
登場人物も多過ぎず読みやすかった。
AIの便利な面は認めつつ、補い合うことが理想なのだろうなあ。AI社会以後にも人間の直感が前ほどに残っていくのかを疑問に感じたりした。過渡期が全盛期なのかもしれない。
著者の謝辞を読み、ああそうだったのかと、適切な言葉かわからないけど納得した。本全体に悲しみと強さが根底にあり、それが読む手を止めさせなかったのかも。




