
umeco
@u_meco
2026年7月25日

こんこん
水沢なお
読み終わった
テーマパークの着ぐるみこんこんと顔も声も名前もわからない結晶と呼んでいるその中の人へのどうしようもない愛情の話。
柔らかく包み込んでくれる優しさ、それがあるから生きていける。人間ではないものへの愛情に、心の奥がぎゅっとなって共感してしまうものがあった。
こんなふうになんのてらいもなく、わたしはひとと抱き合ったことがない。そしてそれは気持ちいい。あれは間違いなく結晶特有の美しさではあるけれど、剥き出しの結晶のままであの清らかさがうまれるとは思えない。こんこんという身体があって、はじめてあの、たましいとたましいがまざりあうような瞬間がうまれるのだ。(p67)
とても愛おしい感情だなと思う。


