
rsan
@rsan_0309
2026年7月22日
一次元の挿し木
松下龍之介
読み終わった
職場の同僚に勧められて購入。
ミステリでかなりの話題作(ドラマ化もしてる)ということで元々少し気になってはいた。
話はループクンド湖(実在する)というところに数多に存在する人骨のうちの一つがきっかけとなって話が始まっていく。
主人公の七瀬悠は遺伝人類学を学ぶ院生で、妹の紫陽が4年前に失踪していて、それから一切見つかっていない。
周りはもう諦めている雰囲気で紫陽の葬式が行われるが、悠は妹の死を受け入れず頑として認めない。
そんな中、悠の所属する研究室に200年前の人骨が届き、その鑑定を行うと紫陽のDNAと一致する結果となった…
悠はその謎の解明と、妹の紫陽を探すために行動に出る。
このありえないDNAの一致が大きな謎となり、この物語の核となっている。
途中までの読んだ感想としては、主人公がとびきりのイケメンだったり、周りに個性的なキャラがいたりと、ドラマっぽい作品だなという印象があった。(ドラマ化を知ってから読んだので、ちょっと先入観があったかも?)
正直にいうとドラマっぽいのはあまり好みではない。
ドラマのような個性的なキャラは現実世界にはいないし、そうなるとどうしても世界に入り込めないから。
いわば現実感が無いと感じてしまう。
面白いと思える小説はやはり没入感がある。登場人物に共感し、世界に入り込むからこそ、恐怖だったりあらゆる感情を共有できると思う。
そういった意味で、ある側面では個人的な好みではなかったが、サスペンス性が良かったのと、物語の終わり方に意外性があった。
終わり方についてはかなり好みが分かれそうではあったけど、心が揺さぶられるものがありました。
終わり方は皆予想できなかったんじゃないかな?と思ってます。