まろ "掌に眠る舞台" 2026年7月25日
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@maro
2026年7月25日
掌に眠る舞台
小川洋子
読み終わった
図書館本
舞台をテーマにした短編集。 幻想的で静謐で、時折硬質なグロさが垣間見えるのは小川さんの作品ならではだなと思う。 1作目の『指紋のついた羽』が特に好きで、町工場のさびた汚れや空気、工具箱に差す光、西日に照らされた光と影の濃さといったコントラストがいい。 あと赤ちゃんが空に手を伸ばすのは妖精に触ろうとしているからで、妖精は羽に赤ちゃんの指紋をつけてもらいたくて近くを舞っている、って一節が尊すぎませんか。なんて幸福と淡い光に満ちた優しい光景なんだって思った。
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