
yuno_yyxy
@yuno_yyxy
2026年7月25日
たぶん、恋しい
一穂ミチ
読み終わった
やっぱり一穂ミチもすげぇや!
どの短編も、登場人物にとってのかけがけのない存在の話が印象的で、めちゃくちゃ良かった
どれも良いけど、『月を経る』と『たぶんそんな感じ』がいっとう良かったな
前者は人生の様々な可能性を、扉と表現して、子供の頃に開いていたたくさんの扉が、歳を経るにつれて閉じていく、だなんてのが思いもよらなかったな
子供の頃にしかなかった扉はもう大人になったら通れないけど、自身の子供を通して覗き込むことはできるだとか、開かれるとは思ってなかった一つの扉が最後の機会であるとう但し書き付きで目の前に現れるだとか......
後者は施設で暮らす大叔母が、突然口笛で反応しだす話。物語が進むにつれて言葉の不自由さと、伝えないことで伝わること、みたいなことが描かれてて趣深かった。というか、切ないけどそれは郷愁のようなものに近いやつがあったな。




