
紺
@kon_
2026年7月26日

読んでる
陸上選手の競技人生の記録である本作はそのまま、彼らの怪我との闘いの記録でもあると知る。
怪我、治療、復帰、そして怪我。限界ぎりぎりを見極めて自らの肉体に負荷をかけ〝より速く〟駆けようとする、もっともシンプルな競技。
スポーツはからきしだけれど、学生時代に運良く声楽の地区大会に推薦され、全国大会まで進んだことがある。
アスリートと比べるレベルでは到底ないが、何より先に〝声帯を守る〟ことを優先する生活となり、これが予想以上に辛かった。風邪をひいて喉を痛めたら、大会どころかまともに歌うこともままならなくなる。
交換するわけにもいかないないただひとつの自分の肉体で、ソロのコンクールで勝負するプレッシャーが、高校生の大会でも私にとってはしんどかった。そのことを思い出した。
それが自分の生活、収入、人生、すべてに直結しているとしたらどうだろう。彼らの肩にかかるプレッシャーには想像も及ばない…。
