
菜穂
@mblaq_0825
2026年7月11日
Nの逸脱
からんころん,
夏木志朋
読み終わった
本のある暮らし
積読家
本書は「普通」から少し逸れた人たちを描いた三編の短編集ですが、読み終えると「普通ではない人」の物語ではなく、「普通」とは何かを読者自身に問い返してくる作品だったように思います。
誰もが少しずつ人とは違う部分を抱えているのに、私たちは無意識に他人を「普通ではない」と線引きしてしまう。その視線の危うさに気づかされる一冊でした。
読みながら、自分自身の「普通」とは何だろうと考えました。社会がつくった物差しではなく、自分らしさとは何かを静かに見つめ直したくなる読書体験でした。



