
昼寝ねこ
@hiruneko
2026年7月26日
札幌誕生
門井慶喜
読書メモ
感想
札幌の誕生に関わった5人の先人たちの物語。連作ではなく各話が独立しているが、ところどころに登場人物のユルい繋がりがある。全員が札幌に関係があるとはいえ、第1話の島義勇と第5話の岡崎文吉が札幌開拓に大きく尽力したのはわかるが、第2話〜第4話の内村鑑三、バチラー八重子、有島武郎は、札幌開拓に直接的に関わったわけではない。むしろ大友堀を築いた大友亀太郎や札幌農学校で内村鑑三の一級上だった佐藤昌介にスポットを当てた方が札幌誕生物語として納得できたように思う。それでもバチラー八重子と有島武郎の物語には深く感銘を受けた。札幌誕生物語でまとめず、それぞれ単独の作品にすれば良いのにと思った。



