
Satomi
@satomiww
2023年9月20日
古事記転生
サム(アライコウヨウ)
買った
読み終わった
仕事の合間にふらっと立ち寄った書店の店頭に並べられていて、何となく手に取ったのがこの本との出会いでした。小説なのに漫画を呼んでいるような、コミカルにお話が進んでいくので普段文章を追うのが得意じゃない人でも読みやすそう。
「古事記」って、知っているようで知らないことが多い。日本人だし、少なからず興味はあるけれど、でも調べたら五万と書籍が出てきて諦める……を繰り返してきた自分にとっては、正しく巡り合わせだった。
バーテンダーが転生したらナムチ(大国主)でした、なんて良くあるようであまり期待ができないライトノベルのような粗筋を見て、古事記を題材にしつつオリジナル設定が組み込まれたファンタジーかな、なんて考えは甘かった。
現代編と古事記編を交互に行き来していきながら、主人公は(生き返るために)史実の通りに日本建国を成し遂げていくのだけれど、関連する神様の話もしっかりと辿ってくれるので自然と古事記を学べる点が最もおすすめのポイント。
主人公の心の成長を見守りながら、自分の心にも語りかけられているような気付きがたくさんあって、これからの自分や大切な人達の人生、もっと言えば地球のことまでも読了後に沈思に耽ってしまった。
あくまでもこの物語はひとつの考察ではあるけれど、筆者の考えるような八百万の神々が本当に日本を創造し、今もどこかにいてくれたらいいな。
「自分の中にある“見たくない陰の部分”に気づいて受け入れていくことが大切やねん」
