犬山俊之 "ユニヴァースのこども" 2026年7月26日

ユニヴァースのこども
ユニヴァースのこども
中井敦子,
森岡素直
自分にとっては「言葉」についての本でした。 性別二元性が支配的な我々の社会では、あらゆるモノが男女で分けられています。その枠(女/男)に居心地の悪さを感じてしまう人は、毎日の様々な場面ですり減り、弾き出されてしまうのですね。私自身の頭と言葉も性別二元性の枠の中で作られてきたのだということを痛感しながら読みました。 言葉は、単に何かを指し示す記号というだけではなく、制度であり、生活そのもの。自分自身の生活なのに、「自分のことを自然にすっと表現できない」「既存の言葉はしっくりこない」というもどかしさ、苦しさ。  * 台湾では日本に先んじて同性婚が法制化されてもう7年。自分の教室にも同性婚のカップルの方が何人もいます。日本でも、同性婚はもちろん、「(性的な関係を基にした)婚姻」ではない形のパートナーシップ制度も実現してほしいと思います。また、伴侶を必要としない人も一人で安心して生きていける社会を目指したい。それを実現するための「言葉」を持ちたいと強く思いました。
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