
Sanae
@sanaemizushima
2026年7月26日

社会を結びなおす
本田由紀
読み終わった
東京大学公開講座でYouTubeにも出ていらっしゃり、とても興味深い講義をしてらした本田先生。
デモの「そこをどけ!」もめちゃくちゃシビれて、こちらも読了。
日本戦後からの社会の仕組みを図やグラフで示しており、大変わかりやすかった。
そして、氷河期世代として、さんざんダメだと言われた学生時代から社会人を経験、あの頃の団塊世代の齢に近くなって、「別にあなたたちがとりわけ優秀だった訳ではない」とようやく気づき、あの頃ディスってきていた人たちに怒りを持っている身としては余計に怒りが湧いてきてしまう内容ではあった、、😅
戦後日本型循環モデルというものが示されている。
「父」が仕事で得たお金を家庭に、「母」が家庭で子どもの教育意欲を持たせ、「学校」では子どもを会社員“育成”するという一方向の流れしかない三角関係。政府が主に介入するのは産業政策。教育には充てられる公的支出は少ない。
これが日本の当たり前であり、このモデルがもはや成り立たないのは誰もが気づいているけれど、こんなふうに指摘されると唖然としてしまう。
問題点のひとつふたつは気づけても、大きく捉えてこんなことになっていたんだと気づく。
教育に関する公的支援はもともと少なかったのにもっと減らされている現状に悲しさしかない。
うちの近所に留学生会館という施設があって、そこに住まう留学生と時々会うけれど、彼らが留学生という事実を忘れてしまうくらい多様な方が住んでいる。
そして近隣諸国のアジアのみならず、マダガスカル、コンゴなどアフリカのえーっと、どこだっけ?って考えてしまう出身者も多い。
駐輪場には三輪車が置かれ、ベビーカーで出てくる家族もいる。
留学生会館にインドネシア語講座を受けに行っているんだが、先生、こないだ子どもを二人連れてきていて、理由を聞いたら「おととい3人目が生まれて、妻がまだ退院していないんです」って!
日本では家庭を持つと、または一旦就職すると、教育から離れることが当たり前になっている。自主的な勉強もほとんどしない人が私の周りはほとんどかな。
だけど世界規模で見るとそれは全然常識ではないし、誰もが教育へアクセスしやすい環境っていうのは必要だよな〜この循環モデルじゃ無理だよな〜と、この本を読んで、そして留学生会館に住む人びとを見ていて思う。








