本の王子さま "星を掬う" 2026年7月26日

星を掬う
星を掬う
町田そのこ
この間読んだ52ヘルツのクジラたちと同作者さんということで手に取ってみると おめでとうございます。芳野さんの思い出を、五万円で買い取ります。 から物語が始まっており(お、なんだ?近未来SFものか?)とわくわくしたので借りてきた 全然違った全然近未来SFものではなかった しかし、この内容の物語の始まりの文章が↑なのは流石に物語力が強すぎるのではないか??すごいわ そしてこの町田さん、相変わらず文章が澄んだように綺麗で読みやすい 心が痛くなるような展開や描写も多いけど黒黒としたグロテスクな血っていうより、白い肌に赤い血が滴っていくような痛々しさという感じで包帯がまだ間に合う気持ちになれる 心は抉れるけどズタズタではない傷跡というか 傷ついてるのに変わりはないけどね!見ているこちらの心持ちがね!綺麗な文章にちょっと救われた でも現実にはズタズタな傷を心に持ってる人が沢山いるんだろうな悲しくなるね だけど、この作品はそういう心の傷を持っている人の人生を肯定してくれている感じがしてとても良かった 例え苦しんでも気づき立ち上がって自分の人生を生きる人達に幸あれというような優しさを感じたな
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