
mandju
@manjukichi
2026年7月26日
バルザックと小さな中国のお針子
シージエ・ダイ,
ダイ・シージエ,
新島進
買った
読み終わった
お恥ずかしながら、文革のことはうっすらと、天安門もあの映像をほんの少々。学ぼうとしたことも少しは知ろうとしたこともない。
この作品を読んだことで勉強として知ってる人とは別の角度で学べたように思う。
十年間、二十歳ならば三十歳まで。
一人一人で考えたら数年とは言え、あんな生活、数日だっていやだ。
特殊な環境の中、彼らは生きていく。
そして、どんな環境でも彼らは若者で、無茶をしたりはしゃいだりできるのが唯一の救いのようにも思う。
バルザックは「ゴリオ爺さん」しか読んだことないのだけれど、最初から登場人物が多くて混乱し、何度も読み直した。結局相関図的なメモを取りながら読み進めて、後半は夢中になったものの、なかなか難しい作品なのではなかろうか。
読書経験乏しい少女が、それについていけたことが、ずっと気になりつつ読んでいたところもある。
楽しい解説付きの読み聞かせならいけるのかなぁ。
おしむらくは、少女、小裁縫が変わっていく様子がもっと描写されてて欲しかったなぁとは思う。
僕との距離感ももっと描かれて、なんて小悪魔なんだ!それなのに恋人じゃないなんて!みたいな場面、青春小説的な雰囲気がもっとあっても良かったような。
映画を観ればいいのかな。
しかし、都会に出て彼女がうまくいくとはとても思えない。
そして、彼女を失った二人はその後どうしていくのかも心配。村で二番目に可愛い子と仲良くなるのかな。
この過酷な生活を踏まえて今の中国があるのだと考えれば、強く逞しくしたたかになるのも頷ける。