
乖離
@karu
2026年7月26日
本屋さんのある街で
一穂ミチ,
三浦しをん,
凪良ゆう,
坂木司,
瀬尾まいこ
読み終わった
感想途中で力尽きちゃったんですけど一旦あげる。
「続きは書店で」瀬尾まいこ
ショッピングモールの占い屋の私のもとに訪れた大学一年生の男の子。
スポーティなバイト先を悩んでいるらしい。
バイト先の候補は同じモール内の書店。
私はその書店がもうすぐ閉まることを知っている。が、大学入学を機に「友だち百人作りたい」と言う彼には閉店も新しいバイトに進むいいきっかけだろうと「戸惑わずに進む」よう助言する。
書店で働きだした彼は、快活にお客さんに話しかけ、持ち前の体力で活躍する。
閉店間近のある日、彼から「閉店の祭を盛り上げる方法を占って欲しい」と相談されーー
p.35
「でも、本の中に友達って結構いますよね。魅力的なやつ多いから。それに、登場人物だけでなく、本自体が友達になってくれることもあるし。このまま書店で働いていけば、百人いけそうなんですよね」
たぶん本じゃなくて、他の媒体や、対面のコミュニケーションでも、友だちになれるやつに出会うことはできる。
「歌うように生きて」一穂ミチ
年上で頼りなさげで中国から来たリウ。
毎週末、大学生協の書店で待ち合わせをして出かけた。
家族の事情で突然帰国してしまった彼。
その後彼が来日した際も会えず、再び彼の名を目にしたのはーー
他人の事情を全て理解することは出来ない。
国や文化的背景が異なれば尚更。無理解で傷つけてしまうこともある。
私もたまに食事に行く中国籍の友人がいたけれど、主人公の「わたし」ほど楽観的(?)で無かった私は、その友人との会話を楽しみながらも毎度ひどく緊張していた。
分かりあえなさを乗り越えるには、「わたし」のように行動し続け待ち続ける力がいるのかもしれないと思った。
p.84
縁なんか何度だって結び直してあげる。希望も野望も捨てない。
「手に取って見てみろよ」坂木司
男二人で駄菓子屋だった店を本屋に。
本屋を開くための準備で本屋という生業のままならなさをけっこうリアルに描きつつ、本屋の可能性を感じさせるラスト。地元に根ざすためにキラキラした言葉だけでなく、
近隣の飲食店に通うとか、地場の印刷屋でチラシを刷るとか、地道だけど大切なことを描いてるのも好ましい。
厳しくも面倒見のよい取次さんのキャラが良い。
