
Satomi
@satomiww
2024年9月25日
アリアドネの声
井上真偽
買った
読み終わった
災害大国である日本に住んでいるからこそ、登場人物達の緊張、焦燥、不安、恐怖を我が事のように追体験できる作品だった。
命のタイムリミットが迫る中で、音も光も届かない要救助者をどのように救うのか。それだけでも十分過ぎる題材だと言うのに、同時に発生していく数々の疑惑に読み手は完全に翻弄されてしまうし、手に汗握る展開の中で要救助者が地上に向かうに連れて真実にまた一歩と近付いていくような感覚。ミステリとしての要素もあまりにも優れていると思う。
ドローンやスマートシティ構造、暴露系ユーチューバーの登場など、今の時代を象徴した話題を主軸にしているからこそ明日は我が身と言うか、いつ降り注ぐかもわからない「もしも」を想像してしまった。


