白玉庵 "魔法の石板" 2026年7月27日

白玉庵
白玉庵
@shfttg
2026年7月27日
魔法の石板
魔法の石板
堀江敏幸
毎日顔をつきあわせていても、その表情に見たことのない陰影が生まれるひと。その陰影にちらりと目を走らせるために、こちらが燃焼しなければならないようなひと。近づけば近づくほど身体は炭化し、焼け落ちていくから、「彼」と「私」はじゅうぶんな接触も、合一もできない。そこにはぜったいに縮まることのない距離が介在している。 p166 ここで使われている「燃焼」は『燃焼のための習作』と繋がりがあるのかな?あちらは距離を保ちながら緩やかに連携する人々であって、こういう苦しさはむしろないと思って読んでいたのだけれど、「燃焼」が何なのか分からなかった。こちらのペロスのほうがだいぶ先行しているのだけれど、最初に出版されたときには「燃焼」には全く気付いていなかったなぁ。再読はやはり面白い。
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