もぐもぐ羊 "新潮2025年4月号" 2026年7月27日

新潮2025年4月号
アリス・マンローの『ジュビリー』の訳者あとがき(正確には「訳者あとがきにかえて 娘アンドレアの訴えのあとで」)を読んで、こちらも読んでおかなくてはと思った。 アリス・マンローは二番目の夫が娘(最初の夫との子)アンドレアに性的虐待をしていたことを知りながら対処しなかったことがアンドレアの告発で世に知れ渡り、二番目の夫は80歳にして有罪になり2年間の保護観察処分を受けたが、アンドレアにとっては遅すぎた。 その後すぐに母アリス・マンローは認知症を患い、世話をしていた二番目の夫は癌で死んだ。 アンドレアは「もうこれ以上私の物語を抜きに母を語らないで欲しい」と訴えている。 アンドレアにしたこと、あるいは「しなかったこと」を知ることは彼女の作品世界を見る上で必要だとマンローの著作権代理人もレイチェル・アヴィヴのインタビューで述べているとのこと。 私はアリス・マンローの作品は未読なので彼女がどんな小説を書く人なのか知らなくて、ノーベル文学賞受賞作家であることをなんとなく知っていた程度の認識なのだけど、この機会に読んでおこうと思う。 訳者あとがきとして翻訳者の小竹由美子さんが紙幅を割いてこの件について書いた上でレイチェル・アヴィヴの論考を読むことを勧めていたので。 図書館にあるといいな。 以下、新潮2025年4月号の見出しより抜粋。 レイチェル・アヴィヴ「アリス・マンローのパッシヴ・ヴォイス」(小竹由美子訳) ノーベル賞作家マンローは、パートナーによる娘への性的虐待を知りながら、まるで対応してこなかった―― 綿密な周辺取材と著作の精読によって「短篇の女王」の隠された実人生に光を当てる、第一級の文芸ジャーナリズム。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved