もとかつ "記銘師ディンの事件録 木に殺..." 2026年7月27日

もとかつ
もとかつ
@motok_2
2026年7月27日
記銘師ディンの事件録 木に殺された男
記銘師ディンの事件録 木に殺された男
ロバート・ジャクソン・ベネット,
桐谷知未
小説。ミステリ。ファンタジー。 面白かった!世界観は帝国だとか巨獣(リヴァイアサン)だとか中世ファンタジーぽいけど能力強化だの移植だのはSFっぽい。その上で殺人事件が起こるバディものミステリー。 いろんな要素てんこもりで理解していくの難しいかなと構えながら読み始めたけど、読み進めるうちにどんどん世界観に没入していった。 とにかく世界観の構築の仕方が凄いなという感想。要素はファンタジーだけど科学っぽさもあって、階級付きな登場人物たちの人間ドラマもある。事件捜査の一方で災害的な巨獣の脅威もあるという舞台設定のバランス感覚が秀逸。 ミステリ的には最初は一つの事件を捜査してるだけだったのが話が進むに従って二重三重の展開を見せていき、話の広がり方が面白かった。 作中の職業やアイテム、能力など独自の用語がばんばん出てくるが不思議と読みやすい。翻訳で「記銘師」「司法省」「練薬省」など漢字が当てられており、それで大体どういうものかわかるのが良かった(当て字がどれもかっこいいですね)(横文字なルビ付きだし) 自分的にはけっこう厚い本だったので最初は1日あたりちょっとずつ読むみたいな感じだったが、中盤を過ぎたあたりからもう「ディン大丈夫か!?」とか「な、なんだってー!?」とか前のめり読書態勢になってしまい、中盤からは最後までノンストップで読んでしまった。 シリーズもので続編もあるらしいので日本でもまた続刊してほしい。
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