
wostok
@_wostok_
2026年7月27日
坊ちゃん
夏目漱石
き、きよ、清ーーー!!!!!
漱石は唐突に終わりがきて、その唐突さにもかかわらず終わりの余韻がありすぎる作品を書く(たとえば『それから』とか)時があると思うんだけど、これもその作品の一つだと思う。
明るく陽気であるが、その明るさは帝国主義へと邁進して日清戦争に勝つ、軍国主義的な日本を背景にした明るさと陽気さである。
ロシア文学をしきりに語る赤シャツが山嵐に負けたことを、どう捉えるべきだろうか。
それはそれとして、話の中心であり続けた清。男たちの社会から出たところにある、私的であたたかな灯火としての清。好きだと書かずにこんなに好きな気持ちを訴えかけてくる小説をわたしは知らない。最後泣いちゃった。ラブレターだね。
