
kohhee
@kohhee
2026年7月28日
読み終わった
当事者でもある著者が、精神疾患患者に行った住居についてのインタビュー集。いろいろな診断名のインタビュイーが登場するが、その人たちの語る半生の語り口が驚くほど似通っている。「被害者」としてのアイデンティティを獲得するなかでこういうストーリーをどこからか差し出されるのだろうか。このナラティブの画一化が、善か悪かはよく分からないが、書籍としては面白みに欠けるのは事実。あとやっぱり結局は、「語り得る人生」を獲得した人間しか登場しないので、若干のやかましさはそこにある。

