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kohhee
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@kohhee
自然への接近は、これら三人の画家における美の意義に従って三様の方向をとる。ボッシュの方向はユーモアと呼ばれ、ブリューゲルの方向は、生活習慣、つまり、「風俗」と呼ばれ、パティニールの道は、風景に対する信仰である。
  • 2026年7月28日
    ままならない部屋に、住んでいる
    当事者でもある著者が、精神疾患患者に行った住居についてのインタビュー集。いろいろな診断名のインタビュイーが登場するが、その人たちの語る半生の語り口が驚くほど似通っている。「被害者」としてのアイデンティティを獲得するなかでこういうストーリーをどこからか差し出されるのだろうか。このナラティブの画一化が、善か悪かはよく分からないが、書籍としては面白みに欠けるのは事実。あとやっぱり結局は、「語り得る人生」を獲得した人間しか登場しないので、若干のやかましさはそこにある。
  • 2026年7月27日
    歩くと心が軽くなるのはなぜか
    最近なんか増えてる散歩論・歩行論。俳句に触れてるのが特色か。
  • 2026年7月27日
    チャーハンという迷宮
    『焼きそば』のドジョウ本だろう。でもこういう文化史って結局おもしろいから。
  • 2026年7月27日
    隅から隅まで外国語
    白水Uブックスの新ライン「外国語のポケット」。とりあえず応援買い。
  • 2026年7月27日
    落語速記はいかに文学を変えたか
    言文一致体について。以前二葉亭四迷のロシア語の逐語訳が言文一致体に与えた影響についての本読んで面白かったので。
  • 2026年7月27日
    風景論
    風景論
    写真が美しい。写真家による風景論。旅行論・散歩論としてもおもしろそう。
  • 2026年7月27日
    フージャの休日
    フージャの休日
    訳者のドライサー論を以前読んだ。この本はアメリカン・ロード・ノベル/ムービーの源流だそうな。スタインベック『チャーリーとの旅』も面白かったし、1910年代の自動車旅行のパラダイムも気になる。
  • 2026年7月27日
    まったく新しいテクスト分析の教科書
    前書き。スポーツ、食器、アプリ、都市、地図、統計、祖父母のアルバム、あなたが昨日食べた夕食、などなどなど、ありとあらゆる対象がテクストでありうる。とのこと。へえ。
  • 2026年7月27日
    なぜ、看護師は勤務表を何度も確認するのか
    「看護師」とタイトルに入ってるが、「勤務表を何度も確認する」という部分に何となく共感して。普通に労働論・職場論として面白そうだったので。
  • 2026年7月27日
    ゲンロンy 創刊号
    ゲンロンy 創刊号
    瀬戸内海未来主義が読みたくて購入。瀬戸内海の自然の権利なんて難しいことは、東京にお住まいの論客さんがおっしゃってるだけで、地元民は近所にイオンモールが、雇用を産み出す工場が、大きな道路ができた方がいいと思ってるってことはないんだろうか。田舎を捨てて東京に暮らしてるのに、自分のノスタルジーを守るために「地方の均一化」だの「環境破壊」だのと騒いで、地元の努力の足を引っ張っているようにも見える。
  • 2026年7月26日
    三鬼
    三鬼
    太平洋戦争前夜が舞台で、新興俳句の俳人が主役と聞いて、まあなんか戦争はいかんとか、表現の自由がどうとかそういう話かなと思ったが、全然違った。シンガポールでイギリス総督府の包囲網から水上機で脱出するシーンなんか手に汗握ったね。いや本当に。ほとんど007じゃんって感じだが、なにが面白いって三鬼自身はスパイってわけじゃなくてなんとなくフラフラ流されて気づいたらこうなっちゃうところ。なのになぜかかっこいいぞ西東三鬼。思うにこのキャラクターとしての三鬼の魅力は「決めない」ことにある。それは有季定型を脱した俳句観、女性へのだらしなさ、これまでのキャリア、作中の展開などいろいろなものに表れている。普段物語では勇ましい決断こそ称揚されがちだが、この小説では三鬼の「決めない」強さと優しさが、舞台となっている時局との対比もあって、爽やかで心地よい。
  • 2026年7月26日
  • 2026年7月26日
    本にだって雄と雌があります
  • 2026年7月24日
    彼女のカロート
    彼女のカロート
    『宦官への授業』読了。見えてるようで見えてない、言えてるようで言えてない、聞こえてるようで聞こえてない。その不安に「まあ他人だからしょうがない」と悟りをひらいたフリをせず、徹底的に付き合った小説といった感触。しかも主人公が「何も信頼していない信頼できない語り手」であるからずっとほんのり気色悪かった。文体としては専門的な用語というかジャーゴンというかをポンと使うのが特色。初めて幸福氏の家を訪れたときのスケッチが奮っている。「逆スラントノーズ」とか「モダン・シノワズリ」とか。こういうのを読むと、「ああ自分は普段おそらく“逆スラントノーズ”を目にしてるだろうに、認識できていないんだな」と気付かされる。“養子”として物語に登場した人物が“里子”と称されるようになるくだりなどをみるに、不安定なこの世界を正しく認識するために言葉を・表現を細分化しようとする性向が作者にはあるのだろう。その徒手空拳の感を悲喜劇的に描いたのが本作のような気もする。
  • 2026年7月24日
    「おふくろの味」幻想
  • 2026年7月22日
    しあわせの書
    しあわせの書
    小説としてはいいとこ二流というのが正直なところ。しかし本としてはなかなかチャーミングな一冊。話のタネとして手元に残しとこうかな。それにしても巻末の解説はどうにかならんかったんか。はっきり言ってこの解説は、商品の価値を毀損している。非常に残念。世にあってもなくてもどっちでもいい解説は山程あれど、明確にない方がいい解説も珍しかろう。
  • 2026年7月21日
    奇怪動物百科〔新版〕
    奇怪動物百科〔新版〕
  • 2026年7月21日
  • 2026年7月21日
    やめる
    やめる
    現状に満足しないなら、現状を変えるべきだと、ピューリッツァー賞受賞者の著者の友人・知人の成功エピソードをひっきりなしに提示する。生存者バイアスありありの「アメリカン・ドリーム」の焼き直しにしか見えないがどうなんだろう。「お前が成功しないのはお前に忍耐力がないからだ」の忍耐力を決断力に置き変えただけの、別種の自己責任論が展開されているだけのように思う。経済と信仰の国アメリカののぞき穴としては面白い本だと思うけど。
  • 2026年7月20日
    にょっ記
    にょっ記
    うーん。奔放を装っているが、かなり作為を感じる。もちろん売り物として書かれた文章なので、そりゃそうなんだが、そうじゃなくて、「自称不思議ちゃん」的なイタさというか、奔放であることに必死に見える。性的な話もしちゃうし、夢の話もしちゃうもんねみたいな。さらにたちが悪いのが、作者はそのことにさえ自覚的で、そのことを恥じている作者のはにかみまで商品化してる感じがなんだか癇に触る。バッと開けてすーっと閉めて半ドアで終わるみたいな文章の型は面白いが、これだけたくさんまとめて読むとワンパターンに感じちゃった。
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