
猯
@647k38
2026年7月28日
ダロウェイ夫人
ヴァージニア・ウルフ,
土屋政雄
読み終わった
『ナラティブの被害学』を読みたくて読んだ
とっつきにくさはあったけど、おもろーい!
視点主がぎゅるぎゅる変わるのとか、その場にいる人(いない人も)の内面モノローグが同時に書かれるのは漫画っぽいし、展開の仕方がコマ割りに見えて、脳内変換すんのもおもろかった!
アニメとかで、各々キャラがモノローグする、アレみたいなかんじ
言ってることはたまにわけわかんねえな、ってなることもある
情景や五感が流動的っていうか、ぐにゃぐにゃ入り混じったかんじで、予備知識もあって、統合失調症ってこんなかんじなんかなぁと思った
違うかもしれん
ラストのクラリッサの姿が、煌々と輝いて階段を降りてくるように見える、が、そんな描写は一文字もない
すごい
なのに、まばゆい姿をキラキラして見えるので、ラストめっちゃ明るく見えて爽快
何も起きてないしむしろ人は死んでるけど、ハッピーエンドに感じる
セプティマスの死のショックで、一度分解され、広がるクラリッサは、空と老婦人を見たあと、再度対人用に組み立てなおすんだけど(よくあるじゃん、日常でもさ)、そのとき広がった自分の一部はセプティマスの死に触れていて、それを取り込んで組み立てなおされて、さっきまでとは別のクラリッサになってる感じがして、希死念慮の変形を感じて、いいことか悪いことかはしらんが、なんか、よかったね、と思った一つの昇華みたいなかんじ
レーツィアのことを思うととても悲しいが
他人を評するシーンが多くて、日常っぽさある
こういう人だった、こういうことするよね、今はこうなんだ、みたいに評し、思いを馳せるの、子どもの頃の大人たちの話を横で聞いてるときの気持になって好き

