
みかん猫
@choma
2026年7月28日
おしら鬼秘譚
黒木あるじ
読み終わった
東北地方を中心に実話怪談を蒐集している著者による長編。実話怪談を主に書く作家の小説は、実話怪談ほど怖くない印象があるのだけど、本作もそんな感じだった。仙台に住む主人公の女性が娘をおしら鬼にさらわれる物語。オシラサマを巡る考察や、知っている地名が次々出てくるのは楽しかった。ただ、主人公がヒステリックであまり共感できず残念(加門七海『祝山』もそうだった)。Xで作家がドジっ子社会人を主人公にしようとしたら「仕事のできない社会人は社会人読者に嫌われる」と編集に指摘された話をみたけど、ヒステリックな女性主人公も女性読者には嫌われる気がする。
